未来から考えて、今の行動を変える。
「昨日の常識は、今日の非常識」
というくらい、
政治、経済、テクノロジーなどで
目まぐるしく変わる昨今。
未来志向のできる人がますます
成功していくのだろうと思います。
未来志向な考え方になるために
身近で分かりやすい概念かなと感じるのが、
「インフレタックス」というワード。
インフレタックス、
あまり聞きなれない言葉でしょうか。
これからの社会で損しないためには
大切なワードなのですが、
・・・恥ずかしながら、
僕もあまり聞きなじみのない言葉でした。
金融コンサルトの方にお話を聞いて、
これは大事だ!と思った事を書いていきます。
WHAT’s インフレタックス?
例えるならば、
インフレが進み続けると仮定したら、
200円玉持って未来にタイムスリップしても、
缶ジュース1つ買えない。
ということです。
少し小難しい言葉で言うならば、
「実質価値の目減り。」
という言葉で表現されるらしいです。
ちょっと、分かりづらい言葉ですね(笑)
分かりやすく噛みくだきます。
例えば、今は自販機でジュースを買うと大体120円は必要です。
一方で、一昔前は100円で自販機ジュースを買える時代がありました。
もし、その時代から今にタイムスリップするとしたら、
ジュース100円の時代 → 120円の時代
つまり、
100円で買えるから大丈夫!と思って
100円だけ持ったまま未来に飛んできても、
ジュースの値段は120円で買えない。
物価が上がっているので、ジュースが買えないわけです。
つまり、
「モノの値段が上がり、お金の価値が下がっている」
これがインフレタックスです!
同じ百円なのに、、、悔しいっ!
なんて感じそうです(笑)
ジュースならまだしも、
もっと大きな金額であれば
悠長なこと言ってられないですよね(笑)
では、
損しないために何ができるか。
●インフレタックス対策
一般的に、政府や日銀のインフレ対策は3つあります。
①利上げ
②財政支出の削減
③増税
国も色々と施策を打ち出します。
しかし、
これらの方法によるインフレ対策は、
好況期でのインフレ時でないと効果が薄い。
なぜなら、
どの方法も景気の過熱を鎮めるためのものであるからです。
リーマンショックによる世界同時恐慌などの
世界同時不況下のような特殊な状況には、
個人個人が対策をしておくことも大切です。
個人でできることとは、どういうことかというと、
インフレの意味を一度
考えてみると分かりやすいと思います。
インフレとは
「持続的な物価の上昇」です。
ということは、
価値の上昇しているモノに投資をすれば利益が生まれます。
これがインフレ対策となります。
例えば、
人気なのが「金」。
金価格は2000年頃から右肩上がりを続けており、
今や当時の価格の4~5倍に達しています。
株や債券は紙くずとなるリスクがありますが、
実物資産である金には安心感を持つ人が多いのでしょう。
実物だけに、
持っているだけで自信にもなる、
という内面への効果も聞きます。
(実物という点で、財布にお札が入っていると、
なんとなく安心感あるような感じでしょうか?)
では、
100円ジュースの話に戻り、
損しないためにできることを考えてみます。
[目的]
手持ちの100円だけで、 20年後に120円のジュースを買いたい! もし100円を運用しようとしたとします。 ケース①:100円を金利0.1%で運用する。 では、20年後に100円がどうなっているかというと、 100×(1.001の20乗) =約102 何と102円。。。 たった2円しか増えていない! なのに、 物価は100円から120円へ、20円も増えている。 つまり、 102-120=-18円 18円の赤字です。 最初は100円とジュース1本は 同じ価値だったはずなのに。。。涙 そのまま自宅でタンス貯金する (その場合、赤字は-20円) よりかはマシですが、 資産が目減りしてしまいました。 ケース②:100円を金利1%で運用する。 20年後に100円がどうなっているかというと、 100×1.01の20乗 =約122 122円! 120円ジュース1本と、さらに2円おつりができました! 投資先はよく選ばないといけない。 投資先によって、今の資産の未来は変わります。 0.01%程度の銀行預金では、 例えば200万円預けても200円程度。 よく考えて検討しないといけません。 ほぼ金利的なプラスが見込めなければ、 消費者部下指数が上がっている限り、 預けているだけで目減りしてしまう・・・ なんて可能性も考える必要がありそうです。 未来から逆算して、今を考える習慣を!